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ホルモン受容体とは?
(用語説明)

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読み:ほるもんじゅようたい , ホルモンジュヨウタイ

ホルモン受容体とは?

ホルモンと作用するタンパク質をホルモン受容体と呼びます。この受容体を持っていることをホルモン受容体陽性と言い、がん細胞の中にホルモン受容体陽性があると、ホルモンと作用してがん細胞が増殖します。乳がん全体の約80%が、このホルモン受容体陽性乳がんであると報告されています。

ホルモン受容体の有無によって治療に用いる薬剤が異なり、ホルモン受容体陽性の乳がんは、ホルモンの作用を抑えるホルモン療法による治療効果が期待できます。

 

ホルモン受容体の有無は、「HER2タンパクの過剰発現の有無」と「がん細胞の増殖力(Ki-67)」とともに、乳がんのサブタイプを判定する時に用いられる指標のひとつです。乳がん治療時には、これら3つの組み合わせによって分類されるサブタイプに基づき、ホルモン療法(内分泌療法)や抗がん剤療法(化学療法)、分子標的療法(抗HER2療法)などから必要な薬物療法を選択していきます。

監修:まゆ乳腺クリニック 高木まゆ